沼津御用邸記念公園

~「沼津御用邸」跡地 ~

西附属邸御殿

沼津御用邸跡地に広がり、駿河湾や富士山の眺望、公園内の美しい景観と雰囲気に心癒される公園

沼津御用邸記念公園は、明治26年皇太子殿下(後の大正天皇)のご静養のために造営された沼津御用邸の跡地に、昭和45年に開設された公園です。

旧本邸、東附属邸、西附属邸の3つの地区からなり、旧本邸は昭和20年に空襲によって消失しましたが、クロマツ林と芝生地そして駿河湾や富士山・牛臥山等を望む苑地は今も景観をよく保存しており、近代における近郊海浜保養地の優れた景観を伝える事例として重要であるとして、平成28年に沼津御用邸記念公園の一部が「旧沼津御用邸苑地」として史跡名勝天然記念物の指定を受けました。

本邸 正門
東附属邸 御車寄(みくるまよせ)

沼津御用邸記念公園には、皇太子殿下(後の今上陛下)のご成婚を記念した梅園があり、1月中旬から3月上旬に見頃を迎えます。
その他、春の時期は桜や藤、夏の時期はアジサイやハマナス、秋は浜菊、冬はツワブキやスイセンなど、季節ごとに様々な彩がご覧いただけます。

また、イベントでは鯉のぼり掲揚や端午の節句飾り、とんび凧揚げ、あじさいまつり、七夕飾り、菊華展、ひな飾りなど、年間を通して多くの行事が開催されます。

沼津御用邸は明治から昭和までの76年間、多くの皇室の方々が来訪されました。

沼津御用邸は明治26年以降、昭和44年に廃止されるまで、大正天皇陛下や昭和天皇陛下、上皇陛下、今上天皇はじめ、多くの皇室の方々が来訪されました。昭和20年の空襲により本邸は消失したものの、東附属邸学問所や西附属邸御殿は現存しています。

東附属邸では現在も文化講座や茶会などが催され、西附属邸は当時使われていた家具備品も保存されている謁見所や御玉突所を観覧できます。また、富士山や牛臥山を望む景観等もよく保存されており、当時の様子を偲ぶことができます。

茶室 翠松亭
西附属邸 謁見所

基本情報

名称 沼津御用邸記念公園
所在地 〒410-0822 静岡県沼津市下香貫島郷2802-1 TEL:055-931-0005
ウェブサイト http://www.numazu-goyotei.com/ 

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